希望退職に希望はないのか?【メリットとは】
日本最大の航空会社ANAがコロナによる影響で
希望退職という提案をして話題になっています。
ANA、希望退職を募集 冬の賞与もゼロにhttps://t.co/IprzA0BiNc
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2020年10月7日
希望退職なんて優秀な人が辞めて、
使えない人が残ってしまうだけ
そう思ってる方は多いのではないでしょうか。
そう断言するのはまだ早いかもしれません。
そもそも希望退職とは?
希望退職制度とは、会社が従業員に主体的な退職を募ることです。
希望ですので、従業員の意思が最優先となります。
大きな特徴としては会社が募っているものなので
自己都合ではなく会社都合での退職となります。
会社都合となることで
・退職金が多くなる
・リストラよりも転職活動がしやすい
・失業給付金を長くもらえる
などのメリットがあります。
しかし、今回のような大企業に勤めてる社員からすれば
そもそも退職するメリットがない
と考えると思いますよね。
なら誰が退職するのか
他の会社に転職しようと思っていた人や、独立や企業を考えていた人
など意識が高く新しい環境に挑戦しようとしている人になるわけです。
だから優秀な人しか辞めないと思ってしまうのです。
希望退職は本当に希望はないのか
業績が悪化してるから希望退職の施策をとってるのに
優秀な人材が辞めてしまっては意味がない
そういった側面もあるかもしれません。
しかし、希望退職は辞めたいと言えばスムーズにやめられるわけではありません。
希望退職とは希望してるものの互いの合意が必要ですので、
能力の高い人材や専門的なスキルを持った人は引き止めにあうこともあります。
その場合に無理に退職すると、
会社都合ではなく自己都合の退職となってしまうのです。
考えてみれば当たり前ですよね。
デメリットばかりの施策なんて誰も使わないのですから。
希望退職とは会社に不満がある人や、向いてない人の背中を押すきっかけづくり
だと私は思います。
コロナによって今こういった施策を多くの会社が行なっているのでしょう。
コロナで後ろ向きになるのではなく、変革の時と考え
これからの人生について考えてみるいい機会かもしれませんね。